週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ライフ #首都圏、住むとちょっといい街

23区なのに「陸の孤島」都民も知らない街の実態 ほったらかしにされてきた土地「江戸川区平井」

9分で読める
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES

セレブな感じの情報を羅列してしまったが、平井はどうしたって庶民の街だ。

「一部の再開発地域を除けば、家賃はお手頃ですよ。1DKくらいのシングルタイプだと5.5万〜7.5万円。2LDK50㎡くらいのファミリータイプだと11万〜13万円程度からご相談できます。これが錦糸町に行くと、3万〜4万円は高くなってしまいます」(仲村さん)

話を聞かせてくれた「株式会社大三」の外観(筆者撮影)

地元に愛されるとんかつ屋

駅を背に南に延びる平井駅通りを歩くと、6本の道が入り組むようになった交差点が見えてくる。ここを右に折れて40mほど行ったところで奇妙な構えのとんかつ屋を見つけた。

「とんかつ さん亭」(筆者撮影)

店の前には使い込まれたギター。ショーウィンドーには「ROCK AND ROLL」の文字がある。若干、躊躇しながら暖簾をくぐった。相変わらず、アポなしの訪問だ。

この日いただいたのは、「ロースカツランチ 180g」(850円税込み)だ。程よく揚がったジューシーなとんかつはもちろん、鶏ガラスープから仕上げた味噌汁が絶品だった。

ロースカツランチ 180g・850円税込み(筆者撮影)

店内には、ロックなポスターがところ狭しと貼られている。中でも永ちゃん(矢沢永吉)関連のポスターが目立つ。食後におずおずと来店の趣旨を伝えると、「生まれも育ちも平井だから、なんでも聞いてよ」と気さくに応じてくれた。

平井駅の南口から徒歩3分の「とんかつ さん亭」はこの地で半世紀以上の歴史を持つ老舗だ。2代目店主の滝田昌弘さんは、平井の街についてこう語る。

「とんかつ さん亭」の店主・滝田昌弘さん (筆者撮影)

次ページが続きます

6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象