オープンソースであれば、セキュリティリスクは実際には存在しないものの、欧米企業や日本企業は政治的なリスクを考えてDeepSeekの導入を躊躇するはずです。
ChatGPTやGoogleなども、DeepSeekのオープンソースモデルに追随していくと思いますが、技術やコストの観点で追いつくまでには時間がかかるはずです。
その間に中国では、あらゆる産業も行政も、とてつもないスピードでAI化が進んでいくことでしょう。
新興国に広がり、中国の「一帯一路政策」とも合致
この動きは中国にとどまらず、グローバルサウスやBRICSなどの新興国にも波及していくはずです。なぜなら、安くて便利だからです。
そしてこれはまさに、中国政府の「一帯一路政策」とも合致します。
とくに中国経済の最大の強みは製造業です。自動運転やロボットなどの製造業×AIの領域が加速度的に進み、それが世界に波及していくはずです。
中国の官民のどちらにとっても、DeepSeekはある種のブレイクスルーだと中国国内で言われはじめていますが、他の国も今後徐々に気づかされることになるのではないでしょうか。
「中国AIの新しいリーダー」梁文锋氏が引き起こしたうねりは、さらに大きくなっていきそうです。
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