米国はまた、戦争でウクライナに敵対的な行為をとった国や地域が復興で恩恵を受けることがあってはならないとも明言する。草案はまだ最終決定されておらず、文言の変更はまだあり得ると、関係者はくぎを刺した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は23日の記者会見で、米国は支援の対価として資源採掘で5000億ドル(約74兆6800億円)の支払いを確約するよう求めていたが、この要求を取り下げたと説明。米国のこれまでの支援は900億ドル近くでしかないとし、米国の軍事支援を伴う取引でなければ応じることはないとゼレンスキー氏は主張した。
「極めて建設的な交渉」
ステファニシナ氏は「極めて建設的な交渉が続き、ほぼ全ての重要な詳細は確定した」とX(旧ツイッター)に投稿。「米国とウクライナの首脳がワシントンでできるだけ早く署名と承認を済ませ、今後数十年にわたるコミットメントを示すよう期待している」と続けた。
ただ、事情に詳しい関係者によると、ウクライナは米国による正式な安全保障の確約について、この選択肢を米国が拒んだにもかかわらず資源取引に文言を付け加えた。
ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は24日、FOXニュースに対し、「ウクライナに対する安全保障の確約は別の問題だ」と述べた。
著者:Daryna Krasnolutska、Alex Wickham
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