梅宮アンナ「胸はもういらない」病を得て感じた事 「雷が落ちたような痛み」全摘後の壮絶なリアル
胸のあたりが痛くても、傷が怖くて見られない。手術後の後遺症でものをよく落とす。抗がん剤治療で強制的に閉経状態になったので、更年期症状も出た。
「頭と心と体がバラバラで、そこについていくのが大変だった。マイナスなことを考えちゃいけないとか、いろいろな葛藤もあった。でも、こういう気持ちは絶対、誰かも思っているはず。SNSでありのままを書くことは大事じゃないか、誰かにつながるんじゃないか」(梅宮さん)
SNSで発信を続ける理由
梅宮さんはSNSで頻繁に発信し続けた。
当初、「がんになったことを公表すると、今後の仕事に差し障りが出る」と言われた。SNSでの発信には、厳しい批判も多く寄せられる。
「SNSができてからの時代は、何やってもバレます。髪の毛が急になくなった、急に変わった私を見て、『なんかおかしくない?』ってどうせ言われるんだろうな、と。ことあるごとに、私自身は正々堂々と何かを言うスタンスを取りたい」(梅宮さん)
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さらに、SNSでの発信は自身のメンタルコントロールにも役立っている。
「私にとっての救いは、最初から気持ちを吐き出したこと。吐き出すことによって楽になった。吐き出さないと内にこもってしまって、ずっと、病気と向き合わないといけない。言わないと耐えられない、逆にどんどん鬱になるだろう」(梅宮さん)
梅宮さんは、はっきりとした口調で「来年は生きていないかもしれない。そういう覚悟を持ってやっています」と言う。
がんになったと公表したことで、仕事関係者からは「ゆっくり休んでください」「治療に専念してください」と言われ、中断した仕事もあった。だが、仕事は休みたくなかった。
「私はどちらかというと、1日中、部屋にこもって映画を観ているタイプで、そういう生活が好きなんですけど。でも、人間は人に会ったり太陽を浴びたりすることで元気になれる。がんになっても、これまでと変わらない生活をしたい。できることなら、がんになってもお仕事はしたほうがいいと思っています」(梅宮さん)
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