「DeepSeekは"始まり"か」世界で起きる"大変化" 「ブラックスワン」になる?北京大学MBA生の考察

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とはいえ、確かなことがあります。それはこのアプリが「純中国産」であることです。

「純中国産」であることの衝撃

オフィスは浙江省の杭州に位置し、社員数は200人に満たないというのは確からしい事実です。

今まで世界で展開しているAI企業は、中国の本土ではなく、たとえば台湾のNVIDIAであったり、香港であったり、ByteDance社も展開先の地域に法人を持っています。

しかし、DeepSeekは中国の本土で起業をし、そこにいながら世界展開をしています。

中国で起業をし、中国で法人登記をしているということは、つまりそれは中国政府の目を通っているということも意味します。

中国政府とDeepSeekとの関係性の強弱はわかりかねます。

ただ、中国は国としてこの領域も重点領域としていることは事実であり、その国で生まれたサービスが国内外でインパクトを与えていることは、大きな衝撃と言えるでしょう。

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