地方の鉄道会社が執念で成功「誠実ビジホ」の実態 ものづくりの境地?静鉄ホテルプレジオの凄み

✎ 1〜 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 18
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
静鉄ホテルプレジオ 大阪心斎橋
2008年にスタートと後発組ながらも、着実にファンを増やしている静鉄ホテルプレジオ。鉄道会社が運営するからこその、堅実な経営が背景にあった。写真は「静鉄ホテルプレジオ大阪心斎橋」のロビー(写真提供:静岡鉄道)
各ビジネスホテルの代名詞的なサービス・設備を紹介し、その奥にある、経営哲学や歴史、ホスピタリティまでを紐解いていく連載「ビジネスホテル、言われてみればよく知らない話」。
第17回は、静岡を中心に全国に8ホテルを持つ人気チェーン 静鉄ホテルプレジオの理念や経営姿勢を前後編で分析する(前編はこちら)。

「誠実」なオーダーメイド

静鉄ホテルプレジオは2008年、静岡鉄道が、「新たな柱を育てよう」とスタートした事業だ。

同鉄道会社は1919年の創業から100年以上にわたり、地域の足となる実直な経営を行っている。

開発に当たっては、6年かけて100軒以上のホテルを泊まり歩き、家具やレイアウト、備品、ベッドや机の高さまで研究し、「アッパーミドルクラスのビジネスホテル」と位置づけた。

【画像】もはや「ものづくり」の境地! 後発ながら支持を集める静鉄ホテルプレジオ、その完成度の高い部屋
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事