一方で、客室で仕事をするビジネスパーソンのことを考え、デスクも「東京田町」「沼津」以外は奥行き約50cm、幅2m以上と広く、卓上には電源と有線LANの挿入口がスタンバイ。枕元にも電源とUSBポートがある。もちろん、Wi-Fiは全ホテル完備だ。
客室価格は前述した通り需給のバランスで変動するが、平均単価は約12000円(「東京田町」のみ約18000円)で、平日や日曜なら7000円台、8000円台のことも。
ゆとりある客室、ベッドでこの価格は満足度が高いのではないか。
「過不足ない」アイテムと会員システム
客室の備品もラインアップに「隙なし」の印象だ。
化粧水や乳液、綿棒などアメニティはすべて、フロントのアメニティバーから取っていくエコスタイルで環境に配慮。
客室には、ドライヤーやハンガー、スリッパなどベーシックなものに加えて、空気清浄機、ワイヤレス充電器付きのデスクライト、消臭芳香剤、クリーニングの注文票も置かれている。
さらに、ズボンプレッサーも廊下に常備されている。
ズボンプレッサーやクリーニングの注文票は昨今、客室や廊下に常備するのではなく、フロントでオーダーするホテルが大半だが、「需要があるかぎりは残しておきたい」と内田さん。クリーニングの注文票は、連泊ゲストのニーズも意識している。
エコや経費の観点から、連泊ゲストを今後もっと呼び込みたいと考えており、3泊以上で割引するプランも出しているそうだ。
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