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中国自動車市場でレクサス「大幅値引き」の苦況 外資系の"威光"薄れ、高級ブランド車が総崩れ

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中国の自動車市場では2021年頃から急速なEV(電気自動車)シフトが始まり、2024年7月以降は新車の月間販売台数に占めるEVおよびPHV(プラグインハイブリッド車)の比率が5割を超えるまでになった。

この変化を主導したのはクルマの電動化とスマート化で先行した中国メーカーであり、エンジン車が主力の外資系メーカーは軒並み市場シェアを落としている。

ドイツの「御三家」は中国市場にEVを積極投入しているが、売れ行きは芳しくない(写真はメルセデス・ベンツの中国市場向けウェブサイトより)

かつては外資系ブランドの独壇場だった高級車セグメントも例外ではない。中国自動車工業協会のデータによれば、2024年のエンジン車の販売台数は、エントリークラスからラグジュアリークラスまでの全セグメントで前年割れを記録した。

ベンツは「完全EV化」を撤回

前述の御三家も手をこまぬいているわけではない。例えばBMWは、2024年に全世界で59万3000台のEVを販売し、同社の総売上高の24.2%を稼ぎ出した。

BMWには及ばないものの、メルセデス・ベンツは2024年に全世界で36万7600台、アウディは同16万4000台のEVを販売した。なお、御三家は中国市場におけるEVの販売台数を公表していない。

本記事は「財新」の提供記事です。この連載の一覧はこちら

中国市場とは対照的に、ヨーロッパやアメリカの市場ではEVの販売が勢いを失っている。その結果、多くの欧米メーカーはEVシフトの目算が狂い、経営戦略の見直しを迫られている。

例えばメルセデス・ベンツは、(ヨーロッパやアメリカなどの)主力市場における販売車種を「完全EV化」する計画を撤回するとともに、売上高に占めるEVとPHVの比率を50%に高める目標の期限を「2020年代後半」に先延ばしした。

(財新記者: 余聡)
※原文の配信は1月16日

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