東武線「20年で大躍進」流山市内の駅に何がある? 子育て世代急増、"昔からあるニュータウン"も

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利根運河は、明治時代に利根川と江戸川を連絡するために開削された近代運河。河川舟運の全盛期には、年間約3万8000隻もの船が行き交っていたという。利根運河の仕事の一部を奪ったのが1911年に当時千葉県営鉄道によって野田町(現・野田市)―柏間が開業した現在でいうアーバンパークライン、ということになるのかもしれない。

運河駅駅舎
運河駅はレンガ造りをイメージした味わいのある橋上駅舎。駅は路線開業と同時、1911年に誕生した(撮影:鼠入昌史)
運河駅 鉄橋 単線
運河駅の北からは単線区間。急行もすべて各駅に停車する(撮影:鼠入昌史)

現在は憩いの場所に

運河駅は、いわばそうした物流の変遷の象徴の駅……などといったらいくらか大げさか。いまの利根運河は舟運の役割を失い、市民の憩いの場になっている。

「河川敷は実にのどかで、散歩している人も多い。不定期ですが、朝市などもやっていまして、2024年11月にはスペーシア Xの特別運行と重なりました。利根運河の土手からみんなが手を振ってくれましたね」(齋藤駅長)

利根運河
利根運河を渡るアーバンパークライン。電車の撮影スポットにもなっているとか (撮影:鼠入昌史)
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