次は「一度寝てリセットする」です。これは、例えば試験の結果が芳しくなかったときや不合格になってしまったときの対処法です。シンプルですが、非常に効果があります。
寝ることの一番の効能は、すべての出来事を過去の出来事にしてしまえるということです。つらいことや大変なことが起こってしまったとして、それを「今現在の出来事」として捉えてしまうと、キャパシティオーバーで耐えられなくなってしまうことが多いです。
睡眠は精神的な安定をもたらす
しかし一度寝て起きれば、どんなにつらく大変なことであっても、「過去の出来事」になります。現在というゼロ距離の出来事としてではなく、過去という一定の距離のある出来事として捉えることで、感情を落ち着かせることができます。いわゆる「時間が解決してくれる」ということですね。
そして睡眠は、精神的な安定をもたらす効果があります。結局、受験生は寝不足な場合が多く「なんかいつもより涙もろいな」「いつもより感情の起伏が激しいな」と思ったら、蓋を開けてみたら実際はただ寝不足なだけだった、なんてこともあります。きちんと寝れば、精神的にリセットされる場合は多いのです。
最後は「自分は機械であると暗示をかける」です。今までの対処法と全然違うので、「なんだ、それ!?」と思った人もいるかもしれません。
ですが、東大生にとったアンケートで「東大生がやっていたメンタルコントロール法」の1位はこれです。わりと有名な方法でもあり、塾・予備校の先生たちの中でも「受験期のメンタルコントロールのためのアドバイスとして『機械になれ』と話している」という人は多く、それほど効果のある方法なのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら