株価が「上昇」でも「下落」でも得する驚きの投資術 プロに負けない投資は「3つの鉄則」を守るだけ

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このような値動きをする金融商品で、「何も考えずに得する」普通の人におススメの買い方とは?(画像:筆者作成)
「私たちはもう、『お金について考えよう』にウンザリしている」
帯にそんな惹句が書かれた異色の投資本『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』が刊行された。
著者の桶井道氏は、「その気持ちは、間違いなく正しい」と断言する。そして「資産運用では、いつまでも『普通の人』でいることが大切」だという。
ここでは「普通の人」に最適な、「価格が上がっても下がっても嬉しい」投資方法を解説してもらう。

「再現性の高い、負けない投資法ってありますか?」

私たちのような「普通の人」にとって、投資で大切なことは、(1)損する可能性をできるだけ排除すること、(2)忙しくてもできること、(3)余裕資金がなくてもできること、(4)知識をそれほど必要としないこと……このあたりでしょう。

普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門
『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします(本稿では株式投資についてご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願いいたします)

誰がやっても、同じように利益が得られる再現性が高い投資、つまり「負けない投資」が、結果的に資産形成の近道になると思います。

そんな夢のような投資法があるのか? 実はあるんです。

ここで、心強いエビデンスを2つ紹介しましょう。

金融庁のNISAの解説資料では、国内外の株式・債券に長期・積立・分散投資をした場合、20年継続(1989年以降のデータ)すると勝率がほぼ100%になるというデータを掲載しています。

また、同じく金融庁のつみたてNISAの解説資料では、国内外の株式に長期・積立・分散投資した場合、20年継続(2001年1月~2020年12月)すると勝率がほぼ100%になるというデータを掲載しています。

この2つのエビデンスからわかるように、「長期投資」「世界分散投資」「積立投資」の組み合わせによって、負けない投資が可能になるのです。

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