1期目で起きた国際サプライチェーンの大再編
2017年にトランプ氏が大統領に就任した当初、多くの多国籍企業はアメリカ・中国の緊張が高まることを予期し、サプライチェーンをASEAN(東南アジア諸国連合)にシフトすることでリスク回避を始めた。これらの国々は、コスト競争力に優れ、社会インフラも拡大し、多国籍企業にとって有利な政策も提供した。
その結果、2019年頃から中国とASEAN諸国の対アメリカ貿易収支に著しい乖離が生じるようになった。アメリカの対中赤字は2017年の水準に近いままであったが、対ASEAN諸国の貿易赤字は急増した。この傾向はバイデン大統領の下でも続いた。
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