長崎の「試合がない日も1万人」スタジアムの凄さ ジャパネット渾身のサッカー場だけじゃない"街"

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ピーススタジアムはサッカーの観戦環境も、抜群に良い。

最大のポイントは、広範囲にわたってピッチと座席の間隔がたったの5mとなっている点だ。Jリーグ機構が定める「ピッチの外側にそれぞれ5m以上の予備エリアを設ける」という規定ギリギリで作られており、最前列の「プレイヤーズ・スイート」席に至っては壁すらなく、普通にボールが飛んでくる。

最前列「プレイヤーズ・スイート」座席。試合が開催されない日も、有料ツアーで見学できる(写真:筆者撮影)

この席からは監督が出す指示、選手の息遣いやアイコンタクト、飛び散る汗まで……聞こえたり、見えたりする観戦の臨場感が、他とまったく違うという。また、入場料がお手頃な2階席、3階席の後部からもピッチ全体を見渡せるようになっており、大体どの席から見ても、眺めは壮観だ。

「ピーススタジアム」は上階の席からでも全体を見渡しやすい(写真:筆者撮影)

アクセスも大幅に改善

入場してから座席へたどり着くまでのコンコースも、子供を連れた家族が手を繋いで歩ける程度には広い。

また座席に持ち込むスタジアムグルメも、フードコートや敷地内のスーパーなど、十分すぎるほど選択肢が豊富だ。

何よりこの場所は「新幹線駅から800m+路面電車・バスが目の前に1日1500本以上停車」という絶好の立地にあり、これまでの本拠地「トランスコスモススタジアム長崎」(島原鉄道・本諫早駅 徒歩16分)と比べると、抜群にアクセスが良い。

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