「風邪に対する特効薬」が発明されない納得理由 症状は抑えられてもウイルス退治はできない
 
世の中に「風邪を退治できる薬」は存在しない
風邪をひくと、医療機関に行こうとされる方が多いのですが、実は、風邪を退治できる薬は存在しません。まず簡単に、「風邪」について説明しましょう。風邪の原因の80〜90%は、ウイルスの感染によって引き起こされます。一般的に風邪の症状を引き起こすウイルスの種類は200種類を超えます。これだけ種類が多いウイルスのある種類に効く、薬を開発するのは、ほぼ不可能です。
薬を開発するためのターゲットのウイルスを見極めるだけでも、膨大な時間がかかりますし、せっかく薬を開発しても、そのウイルスがもはや存在しない、なんてこともあります。
新型コロナウイルスのパンデミックで、多くの新薬が開発されましたが、その多くは実際に市販されずに開発が断念されたものが数多くあります。その理由は、ウイルスの変異の速さと種類の多さです。それに薬の開発が対応できないのです。





 
         
         
         
        
       
           
           
          
         
          
         
         
         
         
        












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