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「日の丸家電」に冬の時代、縮小市場でシェア争い "巣ごもり特需"も今は昔、低迷はどこまで続く?

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栃木県栃木市にある日立GLSの冷蔵庫工場。自動化が進んでいる(写真:編集部撮影)
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「冷蔵庫・洗濯機の需要が人口や世帯数の減少を上回るペースで縮小しており、どこまでこの低迷が続くかわからない」

日立製作所の家電事業会社、日立グローバルライフソリューションズ(GLS)の豊島久則常務は危機感を隠さない。コロナ禍の巣ごもり特需が過ぎ去った今、白物家電の市場に“冬の時代”が到来している。

国内家電最大手のパナソニックも苦戦を強いられている。2024年度上期の家電事業部門の調整後営業利益は前年同期比で3割超低下した。

中国市場の不調が最大の原因だが、円安や部材の高騰、商品入れ替え時の販促費などで、国内家電事業も前期比で減益だった。「下期には合理化や新製品で増益に転じる」(パナソニックの品田正弘社長)というが、先行きはまだ不透明だ。

出荷台数は1990年の半分に

そもそも冷蔵庫と洗濯機の出荷台数は過去30年以上おおむね右肩下がりだ。それでも各社が事業を維持してこられたのは、製品の単価を引き上げてきたからだ。

2009年に14万円だった全自動洗濯乾燥機は2023年に30万円、冷蔵庫も15万円から25万円まで値上がりした(総務省「小売物価統計調査」東京都23区のデータ)。

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