純粋韓国人と信じていた女性、驚きのDNA検査結果 人生や自己認識を一変させるポジティブな経験に
コーのように自分のルーツに興味を持つ人は少なくない。2022年に英調査会社「ワンポール」が家計調査サイト「アンセストリー」の委託を受けてアメリカ人2113人を対象に実施した調査では、回答者の66%が自分の家族の歴史についてもっと詳しく知りたいと回答した。
なぜ? フィンランドやメソアメリカのルーツも
ついでに遠い親戚についての情報や自分の健康状態に関する情報も得られることを期待しつつ、コーは家系図やDNA検査を手掛ける企業「マイヘリテージ」で検査を受けることにした。祖先についてもっと詳しく知りたいとは思っていたものの、彼女は自分が「100%純粋な韓国人」だと確信して検査に臨んだという。
「同じ検査を受けたほかの2人の韓国人が100%韓国人という結果を受け取ったのを見たことがある」とコーは述べ、さらにこう続けた。「以前に祖母から、彼女が覚えている限り祖先は全員韓国出身だと聞いていたから、自分も少なくとも80%か90%は韓国人だと思っていた」
だがDNA検査の結果、コーは50.4%が日本人と韓国人、30.8%が中国人とベトナム人、16.2%がモンゴル人、1.4%がフィンランド人、そして1.2%がメソアメリカ人とアンデス人であることが分かった。
「東アジア人だから日本やモンゴル、中国という国名が出てきたことに驚きはなかった。これらの国と韓国とは文化的なつながりもあるからだ。でもフィンランド人やメソアメリカ人という結果はかなりの驚きだった」とコーは言う。