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中国の太陽光パネル大手が「軒並み赤字」の泥沼 原価割れの価格競争や過剰生産が止まらず

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中国では太陽光発電所の建設が盛んだが、パネルメーカーの生産能力は需要を大幅に上回っている。写真は青海省のメガソーラー(隆基緑能科技のウェブサイトより)

「太陽光パネル業界はプレーヤーが多すぎ、(極端な価格競争を避けるための)自律的な協調が困難だ。技術と品質の底上げを通じた業界再編を進め、企業の数を適度に減らすべきだ」

中国の太陽光パネル大手、隆基緑能科技(ロンジ)の董事長(会長に相当)を務める鐘宝申氏は、10月30日に開催した2024年7~9月期の決算説明会でそう述べた。

鐘氏の発言には、太陽光パネル業界の(赤字覚悟の)値下げ競争や過剰生産が止まらないことへの苦悩がにじんでいる。

時価総額の7割蒸発

2024年に入って以降、太陽光パネル業界の主要企業は赤字経営の泥沼にはまっている。隆基緑能は7~9月期に約12億6000万元(約271億円)の純損失を計上、1月から9月までの累計純損失は約65億元(約1398億円)に上った。

上海証券取引所に上場する隆基緑能の株価は、10月31日の終値で19.74元(約424円)、時価総額は約1500億元(約3兆2251億円)に落ち込んでいる。3年前の2021年には時価総額が一時5000億元(約10兆7502億円)を超えたが、その約7割が蒸発した格好だ。

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