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中国で世界最大の「上場造船会社」が発足の背景 中央政府直属の国有造船大手の子会社が合併へ

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中国の造船業界は重複投資が多く、効率化の余地が大きいとされる。写真は中国船舶工業傘下の外高橋造船のドックを離れる新造船(中国船舶工業のウェブサイトより)

中国の上場造船大手の中国船舶工業と中国船舶重工は9月2日、株式交換を通じた合併計画を発表した。中国船舶工業が中国船舶重工の株主に対して株式を発行・交換することにより、前者が後者を吸収合併する。

両社は中央政府直属の国有造船持ち株会社、中国船舶集団(CSSC)の事業の中核を担う2大上場企業だ。合併後の存続会社の総資産は4000億元(約8兆2455億円)に迫り、年間売上高は1000億元(約2兆614億円)を超える見通しだ。

「南船」と「北船」がルーツ

中国船舶工業の前身は、かつて「南船」の略称で呼ばれていた旧中国船舶工業集団である。主要製造拠点は華中以南にあり、上海市の江南造船集団と外高橋造船、江蘇省の中船澄西船舶修造、広東省の広船国際などの有力造船会社を傘下に持つ。

それに対し、中国船舶重工はかつて「北船」と呼ばれた旧中国船舶重工集団を母体とする。主要製造拠点を華中以北に置き、傘下に遼寧省の大連造船、湖北省の武昌造船、山東省の北海造船などを擁している。

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