世界も驚いた「日本人宇宙好き女子」の衛星打上げ スペースX社「ファルコン9ロケット」で快挙へ

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「予定通り打ち上げになるかはわからないけど、とにかくアメリカに行こう!」

そう決めた私たちは、打ち上げ予定日の1週間前のギリギリのタイミングで航空券を購入し、射場のあるアメリカのフロリダ州に向かいました。

打ち上げを現地で見たいと手を挙げたのは私を含め5名。プロジェクトリーダーの塔本愛さんをはじめ、今回の打ち上げに特に思い入れの強いメンバーでした。

タイミング的に同じ便での移動は叶わず、各々別の空港を経由して、なんとか打ち上げ予定日当日の8月3日未明に全員フロリダ入りを果たしました。

「待ちに待った打ち上げ」に、長蛇の列が!

フロリダのオーランド国際空港で無事全員集合できたことを喜びながら、数時間後には打ち上げ場所の近くにあるケネディ・スペース・センターに向かいました。

昼の打ち上げ予定に間に合うよう余裕をもっての到着でしたが、オープンと同時に入場しようとする人々が殺到し、駐車場には1時間ほどの長蛇の列が! 地元住民にとってもロケット打ち上げは一大イベントであることを実感しました。

やっとケネディ・スペース・センターに到着した頃には、打ち上げまで2時間を切っていました。

まだあまり実感がない中で、入り口にある打ち上げまでのカウントダウンの時計を見て、「本当にあと1時間半で打ち上がるんだ!」とドキドキしました。

なお、肉眼で打ち上げを見られる場所はいくつかあり、この記念すべき瞬間をどこで迎えようか迷ったのですが、スペースX社のYouTubeの中継が大画面で映し出されるディスプレイの近くを選びました。

ケネディ・スペース・センターからバスで10分ほどの見学場所に到着すると、そこにはすでに数百名の観衆がいました。

前方にスペースXからの最新情報をマイクでアナウンスしてくれる男性がいたので、どこが一番よく見えるのかを確認し、ベストポジションでスタンバイ。

「いよいよ打ち上げだ!」とドキドキしながら、オンラインで一緒に打ち上げを見守るために集まってくださった日本のみなさんに、現地の様子を実況していました。

ケネディー・スペース・センター
カウントダウンの時計の前で、いよいよ打ち上げ!のはずが…(写真:著者提供)
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