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女性対象の写真教室、いったい何が違うのか カメラメーカーも注目する「付加価値」とは?

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フォトグラファー&フラワーデザイナーの今道しげみさん
「サロネーゼ」とは、自分の特技や知識を生かしてサロン(教室)を開く女性たちのこと。2006年に光文社の女性誌「VERY」が命名し、特集を組んだのがきっかけで注目されるようになった。だが、山ほどいるサロネーゼのなかで、食べていけるほどの収入を得ているのはごく一部だ。その1人、フォトグラファー&フラワーデザイナーの今道しげみさんに話を聞いた。

 

「サロネーゼ」という言葉が生まれるはるか前から、自宅でサロンを開いていた今道さん。現在は写真教室「LIVING PHOTO」を主催している。ここでのコンセプトは「リビングで花や料理を素敵に撮ること」。集まってくるのはサロネーゼの女性たちがほとんどで、彼女たちはここで得た知識を、自らのブログやFacebookで生かしているのだ。

英国での生活がサロネーゼの原点に

現在写真と花の2本柱で展開している今道さんだが、原点は1988年、ロンドンで暮らし始めたことにある。航空会社のCAとして働いていたが、25歳で結婚が決まり夫の転勤についていくことになったのだ。そして現地で長男を出産する。しかし、子育て以外にも何かをやっていたいとの思いを強く持っていて、たどり着いたのがフラワーアレンジメントだった。

「もともと色の組み合わせに興味がありましたし、ロンドンでしか学べないもの、家でできることと考えていくと、フラワーアレンジメントがいちばんいいと思ったんです」

隣に住むイギリス人の奥さんと子どもを交互に預け合いながら、週1回のクラスに3カ月通った。イギリスでは自分で花と器を持っていかなければならないクラスが多いが、花を用意することに面倒くささやハードルの高さを感じる日本人は多い。そこで、今道さんが花を全部まとめて買い、自宅で復習を兼ねて友人たちに教え始めたのが、サロネーゼとしてのスタートになった。

「うちにも子どもがいるから子どもを連れてきてもいいし、材料費だけくださいと言って始めました。そのかわり、自宅で花を『素敵だね』と言われたら、私の教室を宣伝してね、って」

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【好きな趣味がビジネスとして成立していく】

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