新NISA「月3万円の運用」のままではもったいない 旧制度での「つみたて投資」の金額は見直すべき

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

早速、ランキングを見てみると、世界企業の時価総額TOP10のうち、9社がアメリカ企業がランクインしています。

20年以上持ち続ければ損失はなし!

ジェレミー・シーゲル氏の著著『Stocks for the Long Run(邦題「株式投資:長期投資で成功するための完全ガイド」)』によると、アメリカ株は20年間保有すれば実質ベースで損失が出たことがないそうです。ちなみに同書は『ワシントン・ポスト』で歴代投資関連書籍のベスト10として取り上げられた名著。

『投資への不安や抵抗が面白いほど消える本: 投資詐欺被害、貯金ゼロ、無職、離婚ありの「お金超恐怖症」の貧乏ママだった私でも今は純資産1億に到達!』(Gakken)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

もちろん株なので、よい時もあれば悪い時もあります。コロナショック時に30%以上、リーマンショック時に50%以上も下落することがありました。50%下落となると、1000万円が500万円、1億円なら5000万円になってしまうということ。ここだけ切り取ると、大きなダメージに思えるかもしれません。

しかし20年というスパンで見ると、株式相場が悪い年代であっても、最終的にはプラスになり利益が出ますよということです。

それでは、過去の歴史からアメリカ株が年間にプラスになる確率はどのくらいでしょうか。1928~2023年までで、年間プラスになる確率は約60%でした。

一方で30%以上の暴落は、2000年に入ってからは3回ありました。世界恐慌時の1929年は、マイナス86%という下落を記録しました。しかし1938年からは約30年間も30%以上の下落がなく、とてつもなく好調なマーケットであったことがわかります。上昇率も30年で10倍になっています。

もし、あなたが下落相場の状態に陥ったとしても怖がる必要はないでしょう。過去はこのように上がったり下がったり停滞しながらも、右肩上がりに成長を成し遂げてきたからです。

櫻井 かすみ ファイナンシャルプランナー、トウシナビ代表

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

さくらい かすみ / Kasumi Sakurai


投資詐欺被害、貯金ゼロ、離婚&無職、再婚直後に不妊治療でもっと貧乏に…、などドン底を経て、極度のお金恐怖症になるも、4年で1000万円まで貯めるのに成功。それから投資を本格化し、純資産は1億円になった。
お金の増やし方&守り方を、延べ2000人に直接指導している。SNS総フォロワー3万人以上。受講者は初心者から上級者まで幅広いが、投資未経験者を投資額が増やせず悩む入門者からの支持が厚い。小学校教諭普通免許状を取得しており、子どもにも大人にもわかりやすく説明する技術がある。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事