ガチャ化していく社会
「ガチャ」という概念が浸透して久しい。お金を入れたらカプセルが出てくる「ガチャガチャ」が語源で、ソーシャルゲーム(ソシャゲ)の普及でより一般的になった。「親ガチャ」が最も浸透した派生語だろうか。なぜか「当たった」より「外れた」話しか聞かないのだけど、とにかくそこかしこで頻繁に聞くようになった。
他にも、上司ガチャ、配属ガチャ、などがよく聞かれる。大学では「ゼミガチャ」もあるらしく、筆者はキャンパス内でこう叫ぶ学生に会ったことがある。
「ゼミ、ハズレやわ!課題は楽だからまだいいけど、ゼミ生がハズレ!」
ガチャという言葉はなんだかあまり品がなくて低俗な気がすると同時に、妙に語感がよくて使いたくなるジャンクフードみたいな魔力もあって、ますます浸透している。配属ガチャ、上司ガチャという言葉も、もはや違和感なくメディアで使われるようになってきた。
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【努力を無にする確率と運命決定論】

