夫が病気により手指が不自由になったため、ガスコンロを使うのがリスクになったのと、脱水しやすくこまめに水分を補給する必要がでてきました。当初はウォーターサーバーの導入を考えたのですが、家が狭く設置スペースが確保できないため、「キューリグ」というカプセル式のコーヒーメーカーを買いました。
食器棚の隙間にすっぽりと収まるサイズ感なうえに、待ち時間1分ほどで、コーヒーだけでなく、紅茶や日本茶などをすぐに飲めます。カプセルなしで使用すれば白湯が出てくるため、ティーバッグを淹れたり、粉末タイプのスープを飲むなど、応用も利いて重宝しています。
9点セットで購入したティファールの鍋とフライパンも、使わないものは処分しました。鍋も2つあったのですが、ホーロー製のキャセロールをプレゼントしてもらい、そちらのほうが料理がおいしく作れるので2つとも手放し。
鍋とセットのガラス蓋や保存蓋も処分しました。9個セットで今も残っているのはフライパンだけ。ほぼ毎日活躍してくれています。いろいろな種類の鉄板がセットになったホットプレートもあるのですが、使用頻度の低い波型プレートは手放してしまいました。
「大家族で1回の食事作りに鍋を3つも4つも使う」とか「料理が趣味でいろいろな調理器具が必要」というなら、フライパンや鍋がたくさんあってしかるべきだと思うのですが、我が家は2人暮らしで、コンロは2口だけ。たくさんあっても使いこなせないし、使用する調理器具って意外と偏るので、使わないものは処分しちゃっても不便はないのです。
道具より、空間を増やすほうが料理がしやすくなる
新婚の時にイケアで買ったスプーン・フォーク・ナイフが5本ずつ揃ったカトラリーセットも、料理の時に調理器具としても使用するスプーン以外はフォークとナイフ2本を残して断捨離しました。
来客があったとしても小さな家です。お茶やちょっとしたお菓子は出しますが、カトラリーを必要とするような食事をすることはまずない。というか、そんなスペースがない。万が一必要になったら、使い捨てのものを用意すればいいのです。「いつかいるかも」という曖昧な未来のために使わないものを持ち続けていたことに、最近やっと気づきました。
1個あたりの占有スペースなんて大したことはないのですが、鍋2+ホットプレート1+フォーク・ナイフ各3がなくなると、狭いキッチンではかなりの空間を確保できます。セットで購入した場合はなぜか、すべて揃っていないといけないと思い込みがちですが、冷静に考えたらそれは単なる思い込みで、使っていないものって意外と多そうです。
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