人懐っこい村人と警戒心のない野生動物
朝食を食べた後、カナさんと二人で村を探索した。四方が山々に囲まれた小さな村には女性と子どもたちがたくさんいて、皆、とても人懐っこい。
歩いていると、小さな子どもたちが後からゾロゾロとついてくる。
スマホのレンズを向けると、屈託のない笑顔でピースサインを見せてくれた。幼い弟を背負いながら妹の手を引く10歳くらいの男の子もいる。
大自然を遊び場にしている子どもたちは、皆、元気いっぱいで、わんぱくそうだ。
その光景は何だかとても懐かしく、大分県に住んでいた幼少期、近くにガキ大将がいて、こんな感じで遊んでいたのを思い出した。
村は動物であふれ返っていた。放牧された牛やロバがあちこちに佇んでいる。くるりと巻いた大きな角と茶色く長い毛を持つヤギが日なたぼっこをしながら、のんびりと寝転がっていた。


















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