3年で株価33倍も、米国株「株価上昇率」ランキング AIの覇者エヌビディアに続く高成長企業は?

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半導体や製薬が上位に

次に3年前比の株価上昇率を見てみよう。

1位はスーパー・マイクロ・コンピューター、2位はエヌビディアとなった。スーパー・マイクロ・コンピューターは3年で33倍、エヌビディアは同7.5倍だった。

3位はエナジードリンクのセルシウス・ホールディングス(CELH)で、4位は全米有数の住宅用建築資材サプライヤーであるビルダーズ・ファーストソース(BLDR)だった。

上位で注目したいのは製薬2社だ。6位のノボ・ノルディスク(NVO)、7位のイーライリリー・アンド・カンパニー(LLY)ともに株価は3年前比で約4倍に。両社とも肥満症治療薬が起爆剤だ。ノボは「ウゴービ」、イーライリリーは糖尿病向け「マンジャロ」と肥満症向け「ゼプバウンド」への成長期待が株価を牽引した。

「1年前比」「3年前比」の両ランキングともに入ったのは、半導体大手のブロードコム(AVGO)、同アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、半導体検査装置大手のKLA(KLAC)といった半導体関連のほか、データセンター向けネットワーク機器のアリスタ・ネットワークス(ANET)、EMS(電子機器受託製造)世界大手のジェイビル(JBL)、PC世界大手のデル・テクノロジーズ(DELL)、住宅メーカーのパルトグループ(PHM)、アパレル大手のアバクロンビー・アンド・フィッチ(ANF)、カジュアルシューズのデッカーズ・アウトドア(DECK)などだった。

なお、『米国会社四季報』2024年春夏号では、「配当利回りトップ50」「連続増配年数トップ50」「増益率トップ50」など合計13本のランキングを掲載している。ランキングをうまく活用すれば、効率的に銘柄が選べる利点がある。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

林 哲矢 東洋経済 記者

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はやし てつや / Tetsuya Hayashi

日本経済新聞の記者を経て、ハーバード大学(ケネディスクール)で修士号。『週刊東洋経済』副編集長の後、『米国会社四季報』編集長。

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