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小野薬品、オプジーボ特許切れで迎えるハードル 新社長「大型品に今後も恵まれるとは思わない」

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滝野十一(たきの・といち)/小野薬品工業 社長COO。1968年大阪府出身。95年京都大学大学院薬学研究科博士後期課程修了後、小野薬品工業入社。研究本部長や取締役専務執行役員などを経て2024年4月から現職。(撮影:ヒラオカスタジオ)
2023年度の売上高は5000億円、営業利益は1670億円と、過去最高を見込む小野薬品工業。10年前まで売上高1400億円規模だった同社は、がん免疫薬「オプジーボ」の成長によって大きな成長を遂げてきた。その大黒柱の特許切れが、31年に迫っている。4月に就任した滝野十一社長に成長戦略を聞いた。

──社長と会長、副社長と代表権3人体制となります。

当社は今、海外展開に力を入れていくタイミングにある。が、国内という足場がしっかりしていなければならない。会長は国内の業界とのやり取りなど対外活動、副社長は社内の経営管理などを担う。私の役割は、経営基盤の強化だ。医療用の新薬開発や、新規事業の展開に力を入れていく。

中でも本丸は、グローバル展開をしっかりやっていくこと。当社はまだ、海外での知名度が低い。その中で欧米で戦えるスペシャリティ ファーマ(新薬開発企業)を目指し、まずは26年までに米国で1品目、自社での販売を開始することが目標だ。1品目で終わらせず、複数品を継続的に販売し、サステイナブルな成長を実現していきたい。

──人件費などコストがかかる自社販売はあえてしないことで、高収益を実現する会社もあります。踏み切った理由は何ですか。

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