Supreme新作を「買える人」「買えない人」本当の差 現在社会で早い者勝ちがもはや通用しない訳

最高裁の注目裁判に何日も並ぶ人たち
首都・ワシントンで無料見物できる最高のショーは、最高裁である。荘厳な法廷内は意外に距離が近い。アメリカ国内で最も権威のある裁判所で下される裁きからほんの数歩のところにいて、国内最高の弁護士による弁論を聞くこともできる。これは民主主義の最高の形であり、すべての人に開かれ傍聴可能になっている。
妊娠中絶の是非や、銃規制や信教の自由についての裁判を自分の目で見たければ、見ることができるのである。ただし一般の傍聴席は100席程度で早い者勝ちだから、かなり早くから行かなければならない。
世間の注目を集めるような訴訟では、何日も前から並ぶ人がいる。キャンピングチェアに寝袋、ポンチョ、モバイルバッテリーまで用意して。最高裁は行列の警備まではしてくれないので、行列に並ぶ人たちは互いに監視し合う。割り込みや友人の合流を抜かりなく見張っていて大声で注意するわけだ。またトイレに行きたくなったらお互い近くの人に場所をとっておいてもらう。荷物の見張りもお互いにする。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら