こうした波乱万丈の人生をなんとか乗り切れているのも「浪人のおかげ」だと彼は言います。彼は浪人と仮面浪人の2年間を振り返って「レールから外れるのが怖くなくなった」そうです。
現役で受かっていたら、学歴厨にはならなかった
「僕は浪人を経験して、精神的に大きく変わりました。自分は1回会社からドロップアウトして、教育事業を始めるまでにバーの店員をやったり、いろんな人に会ったりしていました。このとき、ちょっとくらい遠回りしてもなんとかなると思えたのは、絶対に浪人のおかげだと思います。浪人を経験しなかったらきっと、レールから外れるのが怖くなっていましたね。
思い返せば、大学生活の最後に一種の気の迷いで始めたTwitterが今、生業になっているので、人生どうなるかわからないと思いました。現役で受かっていたら、きっと僕は学歴にこだわる『学歴厨』になっていませんし、面白そうだと思ったことをすぐやってみようとは思わなかったと思います。いま仕事ができているのは、浪人期間の受験勉強と知識の蓄積のおかげです」
「社会に出たら学歴は関係ない」という言葉はよく聞かれますが、それを極めると本を出せて、ご飯も食べられるようになる。
今後も彼は、自身の苦労から生み出された深い洞察力で、解像度の高い学歴・学校分析を多くの人たちに届けてくれるのだろうと思いました。
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