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話をすれば着地できる
──労組や政治家から買収反対の声が挙がっています。
想定通りだ。騒ぎになっているのは、今年が大統領選挙の年で、しかも、「スイングステート」(選挙のたびに勝利政党が変わる「揺れる州」)のペンシルベニア州にUSスチールの本社があるからだ。
そこの労組が反対していることが大元にある。しかし、ビジネスや経済にかかわる人たちは、ほぼ間違いなく(日鉄の買収に)ポジティブな意見を持っている。
政治家も反対しているが、それも票が関係している。大統領選挙ではペンシルベニア州を取った候補者が勝つ。地元でかなりの票を持っているUSWが買収に反対しているから、政治家も気を使っている。
──労組の賛成を得られますか。
どっちについたほうが得なのか、USWもわかっている。(買収の対抗馬でUSWが推している)クリーブランド・クリフスが買収する場合、間違いなく独禁法に引っかかる。結果として自分たちが合理化される。
われわれは成長投資なので、USスチールを成長させると言っている。どちらが得なのか、という話だ。
「反対」と言っているが、何に反対なのか。契約上は反対する論点はなく、文句をつけようがない。だから「席に座って話そうよ」と言っている。そろそろ席に着いてどうやったら一致点を見つけられるか、話をしようと言っている。実際に話を始めれば着地はできる。
USWが「賛成」と言わないまでも静かになれば、政治はまだ騒ぎますか。騒がない。そんなに長くかからずに静かになる。
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