賞金額は1年で3億「双子の女子プロ」が人気の理由 支援する企業は10社超、今年はANAが新規で契約

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練習場で、今も姉妹のコーチをしている永井哲二インストラクターと出会い、小学校6年生のときからヨネックスのジュニアモニターとしてゴルフ用品の提供を受けていた。両親と姉妹、そして永井氏とヨネックスで面談をした際、両親や姉妹の前向きな姿勢に、採用を決めたという。

「子どものころから姉妹を見ており、陰で努力をしているのを知っている。強くなると思っていたし、2人とも強いのでインパクトがある。2人のゴルフに対する姿勢は素晴らしく、弊社製品に全幅の信頼を置いて試合に挑んでいる。さらにファンを、特にジュニアの子どもたちを大切にしている」(ヨネックス担当者)

プロゴルファーとの契約は宮里藍以来

姉妹のプロ入りからスポンサーとなっている小泉は、丸山茂樹ジュニアファンデーションに協賛している。同社グループの大澤誠氏によると、その大会で姉妹を紹介され、プロテスト前にスポンサーとなる意思を伝えたという。

「岩井姉妹の身体能力の高さや、純粋にゴルフを愛し、前向きに取り組み、厳しいトレーニングにも耐えている姿を知り、サポートをしている」と大澤氏は話す。

千怜が優勝した2018年丸山茂樹ジュニアファンデーション(写真:丸山茂樹ジュニアファンデーション提供)

所属契約を結んでいる本田技研工業のスポーツプロモーション部部長・松浦康子氏は、「HONDAは夢とかチャレンジを大事にしてきた会社で、岩井姉妹は企業姿勢に合致する。2人は非常に高い夢を持ち、真っ直ぐにチャレンジしている。その姿に共感し応援を決めました」と話す。

HONDAがプロゴルファーと契約したのは、2007年の宮里藍以来だ。「彼女たちの夢がどんな形で実現していくのか。世界にも羽ばたいてほしいですし、しっかり見届けていきたい」と松浦氏は言う。

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