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港区マダムの「秘密の陶芸教室」で知る幸せのコツ ろくろを回して知る、人生を小さく豊かにする術

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陶芸を始めて1年。自作の器で食事をとると粗食もごちそうです(筆者撮影)
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ロスジェネ世代で職歴ほぼなし。29歳で交通事故にあい、晩婚した夫はスキルス性胃がん(ステージ4)で闘病中。でも、私の人生はこんなにも楽しい。なぜなら、小さく暮らすコツを知っているから。
先が見えない時代でも、毎日を機嫌よく、好きなものにだけ囲まれたコンパクトライフを送る筆者の徒然日記。大好評の連載第8回です。

東京都港区にある、タワーマンションの谷間にひっそりと佇む、築50年超えのとあるマンションにミドルシニア夫婦2人で老猫と預かり犬と住んでいます。30㎡に満たない狭い空間で多少の住みにくさはあるものの、お気に入りに囲まれた暮らしは、それを補って余りある満足感を与えてくれます。

今回は小さな暮らしと趣味について。ワタクシ、1年ほど前から陶芸を始めました。家が狭かったり、断捨離にハマりすぎると、「モノが増えること」を悪のように感じてしまい、新しい趣味を始めるのをためらうようになります。

少なくとも 過去の私は、モノが増えることに躊躇して、「陶芸はしてみたいけど、作品が増えて家が圧迫されたら困るからやめておこう」と本気で思っていました。

ということで、今回のエッセイでは、小さな暮らしを目的にしてしまって、やりたいことを諦めなくてよかったというお話をつれづれに書いてまいります。

犬のさんぽがきっかけで陶芸を始めました

もともと粘土遊びが好きで、20年前から漠然と「陶芸してみたいな」とは思っていたのです。ただ、私は大学を卒業してから、ほとんどの期間をフリーターとして暮らしていたので、お稽古に通えるほどの収入がなく、「それでもどうしても通いたい」と言うほどのガッツもありませんでした。

私は心の中で陶芸は「機会があればいつかやってみたいけど、多分そんな機会は一生訪れないだろう」と諦めていたのです。

自分で使う分の土を菊練りしてから作陶します(筆者撮影)

それが、犬の散歩で挨拶するようになり、なんとなく仲良くなった旅行会社社長(30代の独身男性)に「母が陶芸をしていて、僕のオフィスに陶芸窯があるから、一度遊びにおいで」と誘われるという、「そんなことある?」という展開で、陶芸を始める機会を得たのでした。

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【港区マダムの秘密の陶芸サロンへようこそ】

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