医師が選ぶ「もう一度見たい医療ドラマ」ベスト10 唐沢寿明の『白い巨塔』がぶっちぎりの1位!

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唐沢版の放送当時、まだ20代だった若い女性医師からはこんな意見も。

「まだ医学生でしたが、5年生になると大学病院での実習があり、そのときに、教授を頂点とする医局のヒエラルキーに『あー、本当に白い巨塔だー!!』と思いましたね」(イシハラクリニック副院長・石原新菜先生・40代)

「所属していた科の部長が財前教授に憧れていて、回診シーンの再現に付き合わされたことがありました」(しおきデンタルクリニック院長・塩木真由子先生・40代)

“財前教授の総回診です”という院内アナウンスとともに、白衣を着た唐沢が部下をひきつれて病院の廊下を歩く姿が記憶に残っている人も多いだろうが、まねしたくなるほど医師にもインパクトが強かったのだ。

田宮二郎版は、往年の名優たちが勢ぞろい

1978年から翌1979年にかけて全31話で放送された田宮二郎版は、単独では11票と唐沢版に大きく水をあけられたが、田宮版推しの医師はアツい。

田宮二郎の『白い巨塔』は1978年から翌1979年にかけて全31話放送された(写真:週刊女性PRIME編集部)

「土曜午後9時をすごく楽しみにしていました。田宮二郎の外科医らしい風貌、緑色の手術着などは当時小学生だった私には衝撃的でした。周囲の医学部の教授の豪華さや脇を固める女優さんたちも素晴らしい。今見ても古さを感じさせませんし、見始めるとまた全部見てしまいそうです(笑)。リメイク版は田宮版と比べるとしょぼすぎて笑いが出ますので、あまり見ていません」(池田脳神経外科院長・池田耕一先生・50代)

唐沢版をしょぼいと一蹴した。池田先生が素晴らしいという俳優陣。唐沢版だと江口洋介が演じた里見先生役は田宮版では名バイプレーヤーの山本學、清廉高潔な病理学科の大河内教授役は、映画『砂の器』で音楽家のハンセン病を患う父役を演じた加藤嘉さん、財前五郎の愛人役は太地喜和子さんだった。たしかに往年の名優たちが勢ぞろいだ。

「小学校低学年のときに見ていましたが、田宮二郎の野望むき出しの成り上がり人生劇場を強烈に覚えています。白い巨塔といえば、田宮二郎でしょう!!」(あおき内科・さいたま糖尿病クリニック院長・青木厚先生・50代)

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