EV(電気自動車)開発で日産自動車の元開発者とホンダ系部品メーカー3社が異色のタッグを組んだ。
10月下旬から11月上旬まで開催された「ジャパンモビリティショー」には大手自動車メーカー以外からも多くのEVが出展された。超小型EV「クロスケ」もそんな1つだ。
1人乗りで、後部は荷物を積載するスペースにしており、主に運送など商用としての活用を想定する。軽自動車よりもさらに小さい「超小型モビリティ」規格に該当する。最高時速60キロメートルや高速道路を走れないといった制約がある一方、公的な補助制度があるのが特徴だ。
日産出身者の声かけに応じたのはホンダ系3社
このクロスケを開発したのは「超小型EV技術研究組合(METAx=メタックス)」。日産の元開発者である竹村洋之氏と望月篤史氏が主導して2022年10月に設立した。技術研究組合は2009年にできた制度で、複数の企業や大学などが組合員として共同研究を行う非営利共益法人で、税制優遇措置などを受けられる。
EVの開発や評価を行うブルースカイテクノロジーの電動開発車両チームに所属する2人は新事業として超小型EVに目を付けた。「超小型EVは日本ではまだ選択肢も少なく、十分な設計品質のものも多くない。クオリティの高いものを出せば需要は必ずあると考えた」(竹村氏)。
超小型EVの開発に向けていくつかの自動車部品メーカーに声をかけて、最終的に集まったのが都筑製作所、エイチワン、山田製作所。いずれもホンダを主要取引先とする系列部品メーカーだった。
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