内向型が気乗りしない飲み会を断る5つのヒント 多くの人が行きたくないパーティーに出て後悔

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3. 正直になる

自分に敬意を払って内向的な性格を受け入れ、それを正直に伝えると、友人たちもたいていそれを受け入れてくれる。

覚えておこう。外向型の人の多くは内向性についてよく理解していない。だが、いったんあなたの内向的な性格を理解したら、家にいるというあなたの選択を支持してくれるだけでなく、パーティーでエネルギーをセーブするのを手伝ってくれるだろう。

たとえば、「私はパーティーが苦手で、しかも今日はとても疲れていて、家でくつろぎながら好きな本を読むのを楽しみにしている」と言うといい。

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4. 代案を提示する

ときには友人たちと付き合いたいのだが、金曜の夜に騒がしい店で一緒に飲むのは苦痛かもしれない。もしそうなら、代案を提示するといい。

たとえば、「とても疲れているので、今夜はくつろぎながら好きな本を読みたいと思っている。でもあなたとの付き合いも大切なので、今度の日曜日に二人でお茶を飲みながらおしゃべりをしよう」と言うのも一案だ。

これは、友人たちと付き合いたいのだが、騒がしい場所ではなく静かな場所で会いたいと思っていることを伝える素晴らしい方法である。さらに、相手と深い話をしたいと思っていることを付け加えるといい。これは友情を大切にしたいという誠実な気持ちを友人に伝えるのに役立つ。

 「ありがとう。でも…」と丁重に断る

5. 追加のアドバイス

外向性が標準とみなされる世の中で、内向型の人が自己主張をするのは難しい。多くの人が内向的な性格を直すべきものとみなしているのだからなおさらだ。

当然、内向型の人が自己主張をするには多少の訓練が必要になる。ひとりきりか友人と一緒に練習をしよう。

たとえば、興味のないイベントに参加するのを丁重に断るフレーズをいくつか用意するといい。自分に合った返事の仕方を選び、実際の会話で自信を持って使えるまでリハーサルをしよう。

次の具体例をもとにアレンジすると効果的だ。

● 「ありがとう。でも少人数の集まりのほうが好きなんだ」
● 「ありがとう。でも自分の目標に集中しているので、このタイミングで集中力を乱したくないんだ」
● 「ありがとう。でもパーティーには行きたくないんだ。少数の親しい人たちと深い話をするのが好きだから」

礼儀正しく振る舞いながら正直に思いを伝えるように工夫し、どういう結果になるか試してみよう。

ティボ・ムリス ビジネスコーチ・著述家

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Thibant Meurisse

フランス出身のビジネスコーチ、著述家。英語で書いた著書は20冊以上あり、23カ国語に翻訳され、英語圏を中心に60万部を突破している。日本での訳書に『理想の自分をつくる100の法則』『「ひとりが好きな人」の上手な生き方』がある。フランスの大学を卒業後、来日して一橋大学大学院でMBA(経営学修士)を取得。東京のコンサルティング会社で勤務したのち、帰国。現在、エストニア在住。趣味は心理学、能力開発、旅行、外国語学習など。

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