2023「最終回でがっかりしたドラマ」ランキング 3位『教場』2位『silent』を押さえた1位は?
10月からは『silent』のスタッフが再び集結した『いちばんすきな花』(フジテレビ系)の放送が開始される。今度こそがっかりさせない最終回を!
3位は木村拓哉主演、4・5位は秋元康関連
3位は、スペシャル版が好評で連続ドラマ化されたあのドラマ。
「え? ここで終わり?っていうのはやめてほしい。完結させてよ」(32歳・男性)、「視聴者にストレスを感じさせるスタイルなのか。未解決で最終回を迎えるなんて。原作ありきだからってなんとかしてほしかった」(40歳・女性)
多くの人がモヤモヤを抱えさせられたのは木村拓哉主演の『風間公親-教場0-』('23年・フジテレビ系)。連続ドラマに先駆けて放送された『教場』は二夜連続で世帯視聴率15%超え、『教場II』も二夜連続で13%超えと高視聴率をマーク。連ドラ化も木村とバディを組む新人刑事に北村匠海、新垣結衣、染谷将太、赤楚衛二、白石麻衣など人気者をこれでもかと集めたのだが……。
ドラマウォッチャーの神無月ららさんは、
「教え子で捜一の相棒であった遠野(北村)が殉職し、警察学校教官に就任した風間(木村)が花壇に水やりをしていると、視線の先には遠野を惨殺した犯人の十崎(森山未來)がいて“妹は、どこだ?”とつぶやいて終わるラスト。翌週の特別編もただの総集編で終了し“オチ見せてよ! 犯人捕まえてよ!”と見終わって頭をかきむしりました(笑)」。
神無月さんは脚本家の橋田壽賀子さんが内館牧子氏に贈った名言を振り返る。
「“面白いアイデアがあったらその時に全部注ぎ込め、後にとっておこうとするな”との言葉を贈られたそうですが、ドラマの最終回も同じで、描き切ることで“次もあったら見たい!”と視聴者は思うもの。どうかもう出し惜しみしないで、と切に願います」
4位にランクインしたのは、前回のアンケートで1位を獲得した『あなたの番です』('19年・日本テレビ系)。2年前に紹介した作品はアンケート対象から除外したにもかかわらずランクイン。5位は『あな番』と同様、秋元康プロデュース作品の『漂着者』('21年・テレビ朝日系)。海岸に全裸で漂着した記憶喪失の男性、ヘミングウェイ(斎藤工)の周辺で起こる不可解な事件を描くミステリー、という触れ込みだったが。