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「なぜ選挙に行くのか」、大量のデータを集め分析 『何が投票率を高めるのか』など書評3冊

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[Book Review 今週のラインナップ]

・『何が投票率を高めるのか』

・『ルポ リベラル嫌い 欧州を席巻する「反リベラリズム」現象と社会の分断』

・『自然知能』

『何が投票率を高めるのか』松林哲也 著(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

評者・神戸大学教授 砂原庸介

なぜ私たちは投票に行くのだろうか。私たちは自分の限られた時間を使って投票所まで足を運び、1票を投じている。それが自分にとってどんな意味を持つかは明確にわからないとしても。

投票に行く理由など問われるべきではなく、とにかく参加すべきだ、という考え方もあるが、事実として投票に当たっては時間、場合によっては移動にかかる費用が奪われる。近年では投票率の低下が大きな問題とされている。

選挙に関する直観的な予想 大量のデータで因果関係を分析

本書は、投票にかかる費用と、投票するときに感じる便益や期待に注目しながら、なぜ人々が投票に行くかを分析する。費用がかかる、言い換えると投票に行くのが面倒だと思えば人は棄権しやすくなるだろうし、何か期待できることがあれば参加しようと思うだろう。実際にそのような予測が成立しているかどうかを検証していくのだ。

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