データで見えた「VIVANT」知られざる強さの秘密 視聴人数は2023年7月期ドラマで断トツ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

※外部配信先では表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

ドラマ視聴者の全体の傾向として平均年齢が高く、女性の視聴者が圧倒的に多いというのが一般的だが、『VIVANT』は「男性にも見られている」という点が、このドラマの大きな特徴であるとわかる。なお視聴者の平均年齢は53.7歳と、これは他のドラマと大きく変わらない。

「日曜劇場」ブランドも下支え

『VIVANT』の、他のドラマにはないもう1つの特徴は、「日曜劇場」というブランドの強さも下支えしていることだ。

実は前作『ラストマン』の最終話と『VIVANT』第1話の両方を見た人は全国で360万人おり、これは『VIVANT』第1話の視聴者の43%にあたる。

両数値とも今期トップである。他のドラマ枠では多くても180万人前後で、割合も30%前後が多い。このことから、とくに「日曜劇場」という枠を楽しみに見ている視聴者が多いことが想像できる。

ここまで、断トツの平均視聴人数を記録している『VIVANT』の特徴を見てきた。7月期のドラマも終盤に近づいてきたが、このまま『VIVANT』の独走が続くのか。ほかのドラマの巻き返しがあるのか。引き続き動向を追っていきたい。

林田 涼 メディアアナリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

はやしだ りょう / Ryo Hayashida

市場調査会社インテージのメディアアナリスト。スマートテレビデータやクロスメディアデータの集計分析及びテレビ局におけるデータ活用支援を担当。各種メディアへのデータ提供や寄稿・セミナー等での登壇も行う。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事