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「飲みニケーション」ができても稼げる訳ではない 日本、台湾、韓国で「働く男性3500人」に調査

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  • 横山 泉 一橋大学大学院 経済学研究科教授

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(写真:mapo/PIXTA)

お酒に強いことは、働く人々にとって得なのか? つまり、お酒に強い・弱いという差が飲酒行動、ひいては年収に影響することはあるのか。いわゆる「飲みニケーション」は、やはり年収を上げるのか──。

このように、お酒への強さや飲酒行動がどのように年収や労働時間に影響するのかを考える人は少なくないだろう。

筆者らの「お酒に弱いことは、労働市場において不利になるのか?」という問題意識の研究論文が、2023年4月に査読付き国際学術雑誌『Health Economics』に掲載された。そのプレスリリースとして東京大学から発表された、「上手な飲みニケーションのできる人が多く稼げるわけではない(日本語訳)」に基づいて、先の研究について解説していく。

本研究では、お酒に弱いかどうかが年収や労働時間に与える影響を、日本・韓国・台湾の成人男性のデータを用いて分析した。その結果、アルコール耐性のある人々は耐性のない人々に比べて高頻度かつ多量の飲酒をしているとわかった一方、彼らが必ずしも高い年収を得ているわけではないことも明らかになった。

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