がん患者にしてみれば、ただ苦痛なだけ
がんの人に、ご家族がついやってしまうのが、余計なお節介です。なかでも多いのが、押しつけがましい態度なんですね。もちろん良かれと思ってのことではあるんですが、がん患者にしてみれば、ただ苦痛なだけということもあるんです。
例えば、がん患者の奥さんが、こんなことを言うことがあります。
「これ食べて。がんに良いんですって」
多分、ネットでがんのことを検索して見つけた健康食品か何かを勧めているんでしょう。がんになった家族のことが心配でいろいろと調べ、自分に何ができるだろうと考えるうち、食事をどうすればいいかと心配になってくるんです。
それで、「あれ食べて」「これ食べて」「これが効くんですって」と、しょっちゅう勧めるわけですね。夫の身体を気遣ってのことなのはわかります。でも、これはNGなんです。
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【がん患者の心の状態】

