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「認知症予防」今すぐ始められる脳を守る12の対策 脳ドックは受けたほうがいいか、専門家が解説

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予防医学における「最後の砦」とも言える認知症。元気はつらつで若々しい人でも、司令塔である脳の機能が低下してしまうと、健康な体を維持することは難しくなります。一方で、肉体の自由がきかなくなり寝たきりになると、認知症の発症リスクを高めてしまいます。つまり動けるように体を維持することが認知症予防なのは間違いなく、みなさんご存じのことと思います。
登録者数48万人超の人気YouTube「予防医学ch」を運営する現役医師でもある森勇磨氏。このたび『怖いけど面白い予防医学』を上梓した同氏がみなさんに知っておいてほしい「エビデンスに基づいた効果的な認知症予防」を本記事でお伝えします。

認知症は、それ自体が「死」につながる病気であることは意外に知られていません。

もっとも、認知症自体が直接私たちの命を奪うというよりも、食事が摂取できなくなったり、「むせ」により異物が気道に入り込むことで起こる肺炎(誤嚥性肺炎)になりやすくなったりと、さまざまな原因がかけ合わさった結果、ゆるやかに「死」に向かっていくことになります。一般的に認知症発症からの生存期間は、7~10年といわれています。

(イラスト:『怖いけど面白い予防医学』より)

認知症になる前の予防が大事

認知症は、一旦なってしまうと根治するための治療薬はなく、進行をやや遅らせる薬しかありません。つまり、誰もができるだけ認知症になる前の「予防」に注力する必要があります。

では、認知症を予防するためには具体的に何をすべきなのでしょうか?

実は、科学的データに裏付けられた具体的な方法があります。

2020年に認知症には12種の原因があり、その対策を打つことで、なんと最大で40%も認知症を予防できるという論文が、世界的に著名な医学誌『ランセット』に発表されました。

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【科学的データに裏付けられた方法とは?】

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