どうしても「片づかない家」4つのヤバい共通点 「捨てる=片づけ」という発想の大問題

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なぜか片付かない家に共通する点とは(写真:hellohello/PIXTA)
著書累計65万部超の、幸せ住空間セラピストの古堅純子さん。5000軒以上のお宅を訪問してはさまざまな家を片づけ、「古堅式」メソッドを確立した同氏によると、そもそも片付けられない人は「捨てる」ことが苦手だとか。同氏の著書『物に囲まれてすっきり暮らす』より、片付かない家に共通する4つの特徴を紹介します。

片づけは、「捨てる」から始めない

今までの片づけのセオリーは、物を減らすということでした。物を減らす、つまり手放せば、片づいた暮らしが実現できるという理屈です。たしかにそれが一番簡単です。でも、世の中には物が捨てられない人がたくさんいます。捨てられないから困っている。俗にいう“ゴミ屋敷”はその最たるものでしょう。

でも安心してください。捨てなくても、部屋を片づけることはできます。「捨てる」から始めなくても片づけられるし、生活は変わります。まずは、「捨てる=片づけ」という思い込みを解いてほしいのです。

最近、私は「世間で当たり前とされている片づけ」ができない方と向き合いながら仕事をすることが多くなってきました。捨てられなくてどうしようもなくなり、最後に私のところに来る。そういう方に「捨てなさい」「物を減らしなさい」と、私はどうしても強くは言えないのです。

なぜなら、「物を捨てなさい」という言葉は、持ち主の人格を否定してしまうところがあるからです。そこに物があるのは持ち主なりの理由があり、捨てられないのも理由があります。そうした事情も無視して、ただ「減らしなさい」「捨てなさい」と言うのは、その人を否定することにならないでしょうか。今まで頑張って生きてきて、このような形になり、これを何とか変えたいと思っているなら、それもその人なりの生き方の表れです。

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