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キャリア・教育 #先生、どうか皆の前でほめないで下さい

若者世代の間で広がる「恋愛偏差値」という呪縛 恋は「平均以上」の人たちがするものなのか

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  • 金間 大介 金沢大学融合研究域教授、北海道医療大学客員教授

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最近の若い世代のデート、恋愛、子どもをとりまくテーマに存在する、ある「共通点」とは(写真:Fast&Slow/PIXTA)
先日、「『将来、子どもがほしくない』 Z世代の約5割」というニュースが話題になった。少し前には「20代男性の4割がデート経験なし」と報じられた。
彼らに言わせると、「恋愛は『平均以上』の人たちがするもの」でもあるそうで──。『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』で若者の深層心理に迫った金間氏は、最近の若い世代のデート、恋愛、子どもをとりまくテーマには、ある「共通点」が存在すると言う。

恋愛は偏差値50以上の人のもの

「恋愛は『平均以上』の人たちがするもの」

「80点をあえて50点に見せる」

「大学在学中に彼女(彼氏)ができないと、その後一生ひとり」──。

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これらはいずれもここ数年、私が学生たちとの会話(恋バナ)の中で聞いた言葉だ。一部は私が会話の中で言語化したものもある。

中でも、最初の「恋愛は平均以上の人たちがするもの」とはインパクトのある言葉ではないだろうか。ポイントは、もちろん「平均以上」にある。平均、つまり真ん中。偏差値50。言い換えると「恋愛は偏差値50以上の人のもの」。

裏返せば、偏差値49以下の人には、ほとんど恋愛する機会がない、ということになる。

もう1つのポイントとして、「~するもの」という言い方にも着目してほしい。偏差値50以上の人は、「恋愛をする」「恋愛できる」「恋愛していい」というニュアンスが微妙に含まれる。

逆に、偏差値49以下の人には、ほとんど恋愛する意識がない、ということのようにも思える。

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【恋愛偏差値を気にする若者たち 】

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