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「会議中にスマホを見る上司」が失っているもの 自分の役割をよくわかっていないのか

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チームリーダーが陥りがちな行動とは(写真:Pangaea/PIXTA)
書店に行くと山のようにリーダーシップ本が存在する。それなのに苦しむリーダーが多いのはなぜか。ウーバーなど名だたる大企業を改革したフランシス・フライ(ハーバードビジネススクール教授)とアン・モリスは、「伝統的なリーダーシップモデルでは、メンバーと強固な信頼関係を築くことはできないからだ」と説く。
リモートワークが一般的になり、多様な人材で構成される組織では、「あることをやめる」ことが不可欠という。それは何か。本稿では、『世界最高のリーダーシップ』 より、チームを束ねるリーダーが陥りがちな「共感に欠けた行動」について解説する。

信頼を得るための「3つの条件」

信頼はリーダーシップの方程式に欠かせない要素でもある。リーダーシップの定義が「他者をエンパワーすること」であるなら、そこに信頼関係が存在することが不可欠だ。

人が誰かのリーダーシップを受け入れるのは、相手を信頼しているからだ。自己の独立という大切な権利の一部を手放し、自分のウェルビーイングをリーダーの手に委(ゆだ)ねるのは、そのリーダーを信頼しているからだ。

そして翻って、リーダーであるあなたも、彼らを信頼し、彼らに仕事を任せている。彼らが正しい決断を下し、お互いに共有するミッションを前進させると信じている─―それがたとえ、自分がその場にいないときであっても。あなたと彼らの間で信頼が蓄積されるほど、仕事の質も向上する。

信頼はリーダーシップに欠かせない資本だ。この貴重な資本をさらに蓄積するにはどうすればいいのだろうか? 

基本的な公式を紹介しよう。人間が信頼するのは、第1に本当の自分を出していると感じられる人(オーセンティシティ)、第2に判断力や能力があてにできる人(ロジック)、そして第3に自分を気にかけてくれると感じられる人(共感)だ。信頼が失われるのは、だいたいにおいてこの3つのうちのどれかが崩れたことで説明できる。

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【説得の3原則】

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