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エネルギー企業が好業績に脱炭素の軌道修正 脱炭素社会への移行期間の化石燃料需要に注目

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  • 高井 裕之 国際ビジネスコンサルタント

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テキサス州にあるシェブロン社の海上石油プラットフォーム(写真:Eddie Seal/Bloomberg)

欧米石油ガスメジャーの2022年の決算が発表された。米系のエクソンモービル、シェブロン、欧州系のシェル、BP、トタルエナジーズの上位5社はいずれも最高益だった。

各社の最終利益はエクソンが560億米ドル(1ドル=130円換算で約7.3兆円)、シェブロンが370億ドル(約4.8兆円)、シェルが420億ドル(約5.5兆円)、BPが280億ドル(約3.6兆円)、トタルが205億ドル(約2.7兆円)と計1835億ドル(約24兆円)を稼いだ。昨年はロシアのウクライナ侵攻もあり同国からの事業撤退に伴いBPが250億ドル、シェルが50億ドルとそれぞれ減損も行ったのにだ。

脱炭素目標の軌道修正

背景は石油やガスの価格高騰だ。コロナ禍から世界経済が回復したのにウクライナ戦争が重なり、原油は22年3月に1バレル当たり135ドル、天然ガスは22年8月に1メガワット時当たり345ユーロまで一時急騰した。コロナショックで20年に原油が同20ドル、天然ガスも同5ユーロに暴落したときから、原油は約7倍、天然ガスは約70倍と、まさにローラーコースターの3年間だった。

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