吉田カバンの売れ筋に見た仕事バッグの最新事情 通勤・国内出張増え、消費者は使い勝手も工夫
例えば、ショルダーストラップ(肩当て部分)などに柔らかな触り心地の多機能素材「α GEL」を内蔵し、重さによってかかる圧力を分散することで、疲れやストレスが和らぐようにしました。さらに、心を落ち着かせる香りの“匂い袋”も付けました。京都の「香老舗 松栄堂」さんが調製したポーターオリジナルの香りです」
何かの「香りで癒やされる」という人もいるだろう。それがバッグに付いたのが目新しい。
店舗で選ぶ、ネットで選ぶ場合のポイントは?
今回も「実店舗・ネットそれぞれで選ぶ場合のポイント」を岡田さんに聞いてみた。
「当社は現在ECが好調ですが、海外のお客さまも戻ってきており、最近は店舗に買いに来られる方も増えました。例えば店なら、『バッグが軽いというけど、どれぐらい軽いのか?』『全身が映る鏡で、持った姿を見て選びたい』といったご要望にもお応えできます。
バッグの中に何を入れたいか、使用シーンはいつか、普段どんな服装で持つかなど、店員さんに具体的に相談するとよいでしょう」
ネットでの選び方については、どうだろう。
「例えば『リュック、パソコン、価格』などのキーワードから検索します。また『使うシーン』もイメージして調べたいですね。例えば保育園に通うお子さんを迎える日は、機能性重視の服装で荷物も増えるでしょうから、それに向くバッグを考えます。
また、サイズや重さなどのスペックは表示されていますが、ネットでは具体的なイメージがつかめないかもしれません。当社のECでもこうしたご意見にできるだけ応えようと、商品だけでなく、バッグを持った時のイメージ画像を掲載するなどしています」
長い間、外出や外食など行動の自粛を強いられてきた。さまざまな規制が緩和されている現在、新年に向けてバッグを新調したい人がいるかもしれない。
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