国際線高騰でも米国6万円台、お宝航空券の探し方 海外は高嶺の花?「海外旅行」に2つの高い壁

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水際対策緩和イコール海外旅行の条件がコロナ前と同じ…というわけではなさそうです(写真:ELUTAS/PIXTA)

2022年9月7日以降の日本入国から、帰国便搭乗72時間前までのPCR検査が不要となった。このことにより旅先で陽性となり日本に帰国できないリスクはほぼ消滅したといってよい。だが、2つの点で海外旅行のハードルが高いままとなっている。

そのうちの1つは航空券の金額そのものが高いこと、もう1つは円安による現地での物価高である。後者については東南アジアなど、物価の安い国を旅先にしたり、庶民的なスタイルの旅行をしたりすること以外、抜本的な解決法を見出すのは難しい。しかし、航空券については事前に情報を仕入れておくことで、節約できる要素が大きい。

国際線の航空券相場が上がっている

まず大前提としたいのは、コロナ前と比較して国際線の航空券の相場がかなり上がったことである。

筆者は2020年1月に、2020年6月出発の東京発ロンドン往復のエコノミークラス航空券(中国東方航空)をHISで予約していたが、総額4万1440円だった。いまや日本からヨーロッパまで10万円以下の航空券を探すことはかなり難しい。

最大の要因は、航空券のプライスリーダーとなっていた中国系航空会社の格安航空券が消滅してしまったことだ。燃油サーチャージが急騰し、航空券本体をほぼ無料にしても、サーチャージの金額によって高額になるという実情もある。

それでも、行き先を絞れば比較的リーズナブルに海外旅行が可能なところもある。以下はいずれも2022年10月中旬時点で調べた最安値だ。

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