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ウクライナ戦争で迫られる「脱炭素」のシナリオ ロシアからのエネルギー禁輸でLNGスポットは争奪戦

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  • 高井 裕之 国際ビジネスコンサルタント

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(写真:Bloomberg)

ロシアによるウクライナ侵攻によって、脱炭素のシナリオは修正を余儀なくされている。

CO2(二酸化炭素)排出ゼロに向けたエネルギー転換の工程表において、つなぎ燃料として重要な役割を担うのは天然ガスだ。年初にEU(欧州連合)もタクソノミーでグリーン化に不可欠な燃料としての定義を明確化した。

生産量での世界シェアを見るとロシアはガスの6.2%、石油は8.4%を占める。約750万バレル(日量)の石油がロシアから海外に輸出され、欧州は域内消費の約3割を依存する。

ただ、石油は世界中で産出され備蓄在庫も充実しており、欧州が代替調達先を探すのは大変だが不可能ではない。それにロシア産原油は大幅に値引きされて中国やインドなどに流れており「押し出された石油」が欧州を含め世界に還流する。

LNG市場の活況

問題は天然ガスである。

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