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ウクライナ戦争、NATO批判を続ける中国の思惑 親ロだが、西側の2次制裁は避けたいのが本音

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  • 小原 凡司 笹川平和財団上席フェロー

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ウクライナ問題を話し合う5月5日の国連安全保障理事会(写真:REX/アフロ)

ウクライナ戦争に関する中国官製メディアの表現に変化が生じたことが注目されている。5月3日付の「参考消息」がスペインのメディアの記事を紹介する中で、引用符付きながら「侵攻」(中国語では「入侵」)という表現を用いたのである。

「参考消息」は、国営新華社が主管する日刊紙で、外国メディアの報道内容を紹介するものではあるが、それでも取り上げる記事は慎重に選択され、中国語に翻訳されてきた。

中国メディアはロシアの立場を支持し、一貫してプーチン大統領によるウクライナ侵略を「特別軍事作戦」と呼称してきた。新華社は連日のようにウクライナ情勢を報じているが、「侵攻」という表現は使用していない。

背景には、中国共産党指導部内における議論があるといわれる。ロシアを支持し続けることによって欧米諸国による2次制裁の対象になるのではとおそれる指導部の一部が、ロシアと距離を置くべきだと主張しているという。

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