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チリが占う中南米政治の今後 左派大統領と「極左の距離」

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中南米の行方を占う存在と目されるチリで、左派のボリッチ氏が大統領に選出されたことは何を意味するだろうか。同氏は35歳、学生運動の元リーダーだ。

まず注目すべきは決選投票の結果である。56%近い票を得たボリッチ氏は10%を超える差をつけて勝利した。チリにおいては、かなりの大差といえる。もっとも、極右のカスト氏も44%という相当な得票率を確保した。決選投票はいつだって国を二分するものだが、とりわけチリでは左派と右派の鋭い対立が続いている。

だが、こうした対立こそが、チリと中南米の左派には極めて大きな影響を及ぼしているとみられる。第1回投票でボリッチ氏の支持母体となったのは、共産党のほか、社会党を含まない左派連合の「広域戦線」、各種の環境保護組織、LGBTQ(性的少数派)団体からなる雑多な集団だったが、同氏は決選投票で支持基盤をさらに拡大。社会党、中道左派の「民主主義のための政党」に加え、「キリスト教民主党」をはじめとする一部の中道勢力も味方につけた。

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