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グリラス 12|徳島大発フードテック、食用コオロギの生産

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自社製品を通して「どういう味付けの商品が好まれるかなど、消費者と直接対話することが大事」(渡邉CEO)

世界のタンパク源不足を救う昆虫

[設 立]2019年5月
[資本金(資本準備金含む)]2億8200万円
[社員数]11人
[代表者名]渡邉崇⼈
[所在地]徳島県鳴門市

食用コオロギの生産、販売を手がける。コオロギの研究で30年近い実績を持つ徳島大学の教員、渡邉崇人CEOが19年に創業した。

コオロギはタンパク質などの栄養素を豊富に含む。30日ほどで成長し、家畜と比べ飼育にかかる環境負荷が少ない。「30年にはタンパク源不足が深刻化するといわれている。今ここで自分たちがやらないと始まらない」(渡邉氏)という思いからだった。

20年には良品計画が運営する無印良品と共同開発した「コオロギせんべい」がヒット。今年6月には自社ブランド「C.TRIA(シートリア)」を立ち上げ、コオロギの粉末を混ぜたクッキーやチョコクランチを発売した。今後は菓子に限らず、さまざまなシーンに合う商品を拡充していく。生産や研究の拠点整備も進める。20年に自動車部品メーカー、ジェイテクトと業務提携、コオロギの自動生産システムの開発に着手した。20年末にはビヨンドネクストベンチャーズなど複数のVCから計2.3億円を調達。徳島県美馬市の廃校での生産拠点設立などに充てた。数年内に生産量を年数トンから100トンに増やす計画だ。さらに別の廃校で、コオロギの品種改良を目的とした研究拠点を設立した。

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